【怖い話】失われた手紙

短編の怖い話



佐藤は、ある日、引っ越しの荷物整理をしていると、昔の友人・松田からの古びた封筒を見つけました。大学を卒業してから、お互いの生活の忙しさに追われ、連絡を取ることはほとんどありませんでした。

好奇心から手紙を開けてみると、驚くことに、手紙の日付は「2024年10月17日」。現在は2023年で、この手紙が送られてきたのは大学卒業直後の2015年頃でした。どうして未来の日付が…?

手紙の内容は次の通りでした。

「佐藤へ、 この手紙を見て驚いていると思う。だが、これは非常に大切な警告だ。2024年10月16日、君のもとにある人物から電話がかかってくる。その電話には絶対に出てはいけない。それが君の未来を変える事になる。 松田より」

佐藤は驚きと不安で胸がいっぱいになりました。一体、何が起こるのか、そして、この手紙の意味するところは何なのか。そして何より、なぜ松田が未来の情報を知っているのか。

手紙を見つけてから1年が経過し、2024年10月16日がやってきました。佐藤は、その日、スマートフォンを手放すことなく過ごしました。夕方、見知らぬ番号からの着信が入りました。一瞬、出るか迷いましたが、松田の警告を思い出し、出るのを避けました。

その後、何事もなく夜が明け、佐藤は一安心。しかし、その日の夕方、ニュースで大きな事件が報道されました。事件の背後には、見知らぬ番号からの奇妙な電話が関与しているとのこと。

佐藤は深い感謝の気持ちとともに、松田に連絡をとりました。しかし、松田は「どの手紙のことを言っているの?」と、まるで知らないといった様子でした。この手紙の謎は、その後も解明されることはなく、佐藤は一生、その不思議な経験を胸に秘めて生きていきました。



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