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【怖い話】解体現場の子供

短編の怖い話



解体現場の子供

これはつい先日、行きつけの居酒屋でたまたま隣に座った人(以降Tさん)から聞いた話です。

Tさんは建物を重機で解体する仕事をしていた人でした。そんな彼がつい先日解体工事したのは、木造のいかにも誰も住んでいないような住宅だったそうです。見た目通り誰も住んでいないようで、その木造住宅は荒れ果てていました。そんな家の解体を頼んだのは、もともと住んでいた住人の親戚からだったそうです。
Tさんの解体仕事はいつも数人で作業していたそうで、最初の数日はガラクタの撤去や瓦を落とす仕事をしていました。その作業が終わると、ようやく重機に乗って柱を倒し始めたそうです。

柱を倒し始めた矢先に、重機を運転していたTさんの視界の隅で何かが動いたような気がしました。動物か何かと思っていたTさんはふとその方向を見たそうです。なんとそこにいたのは小さな女の子だったそうです。白いワンピースを着た小学校中学年くらいの女の子が小さな柱のそばに隠れるように立っていたんです。

Tさんはとっさに重機を停止させました。女の子を注意しようとそばに駆け寄ろうとしたその時、急に重機を停止させたために現場監督が何事かとTさんの方に駆け寄ってきたんです。

とっさにTさんは叫びました。
『現場に子供が入り込んでいるぞ!!』

そう叫んでから先ほど女の子がいた方向を見ると、その女の子はいなくなってしまっていたんです。Tさんは小さな柱の裏側を確認しに行きましたが、そこにはやはり誰もいません。

Tさんの「女の子は絶対にいた」という言葉により、解体現場にいた数人の作業員で現場を隅々と探しました。ですが結局、女の子の姿は見つからずTさんの間違いだろうということになってその日の作業は終わったんです。

「確かにはっきりと姿を見たはずなのに・・・」
納得がいかない私は、首を傾げつつも家に帰って行きました。

次の日になって昨日と同じように重機で作業を始めようとした時、現場監督が声をあげました。

「ここに何かあったぞ!」
そう叫んで現場監督が持ち上げたのは、可愛らしい女の子の人形でした。

現場監督はニヤニヤしながら、「昨日はこれを見間違えたんじゃないのか?」と言いながら、こちらに向かってその人形をかざしています。

ですがTさんが見たのは明らかに人でした。監督は人形をそばのブロック塀のところに立てかけると、作業員たちは作業を再開しました。
その日の作業は何事も問題なく終わり、家に帰りました。

疲れもたまっていたTさんは自分のご褒美と言わんばかりに、風呂上がりにビールを飲むとベッドに横になりました。

眠っていると突然目を覚ましたんです。電気を消して真っ暗な中、寝ぼけた頭で何か違和感を感じたそうです。

体が動かない!

それは金縛りだったんです。指の先から足の先まで動かせないのですが、かろうじて目だけは動きました。そうして周りを見渡していると視界の端に女の子が見えたそうです。
その女の子は部屋の隅にたちこちらをじっと見つめていました。真っ暗で部屋のものは何も見えないのに、その女の子ははっきりと見えている。そんな状況の中でTさんは恐怖を感じて鳥肌が立ったそうです。しばらくすると女の子が何か声をあげていることに気づきました。Tさんは耳をすませると・・・

「あれは・・・私の・・・」

Tさんは必死に考えました。あれって一体なんだ!?

まだ金縛りにあっており動くことはできません。そうして体は動かないものの頭をフル回転させていると、その女の子はスススッとTさんの寝てるベッドに近づいてきたんです。
そしてまた言葉を発しました。

「私のだからね・・・」
その言葉を聞いた途端私の意識はそこで途絶えました。

目がさめると夜のことは冗談かのように感じるほどいつも通りでした。昨日のことは夢だったと言い聞かせながら、解体作業場へ行きました。
ですが自分のそんな願いとは裏腹に、現実のことだったと突きつけられます。

その日から女の子が視界の端にちょくちょくと見えるようになっていたそうです。時には重機の上に、またある時は作業員の近くに。ですが一番見かけたのは現場監督が見つけた人形の近くに現れていたそうです。

その時なんとなくですが確信したそうです。
「私のって言うのは、あの女の子の人形のことだったんだ」

それがわかったとしても、特に何もしてあげれるわけではありません。女の子は昼夜を問わずTさんの視界に現れるようになっていました。

その現場は特に問題なく終わり今は次の現場で作業している。そう言い終えるとTさんはこの話を終えました。

「え・・?この話はそれで終わりですか?」思わず私は声に出てしまいました。あっけにとられている私にTさんは軽く日本酒を飲んでから、こう言いました。

「だからまだいるんだよ。さっきもこの居酒屋に入る前に、駐車場の方から俺の方を見てたよ」

言葉も出ない私に続けてこう言います。

「俺以外の誰にも見えないんだよ。相変わらず今でも夜る。もう慣れて身内みたいなものだよ。」
そう笑いながら日本酒をまた飲み始めたTさんを見て、私は何も言うことができませんでした。

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