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【怖い話】ペンフレンド

実話の怖い話



私が小学生の頃…今から20年ほど昔の話です。
今と違って携帯電話やスマホ、ネットなんて無い時代でしたから、友達同士のコミュニケーションは家の電話を使うか手紙のやりとりばかりでした。
女の子たちの間では文通が大流行していました。
雑貨屋さんに行く度に可愛いレターセットを買ってもらい、友達に手紙を書くんです。
同じクラスの友達ではありません。
若い人には信じられない話かもしれませんが、当時は雑誌の一部に『ペンフレンド募集』という募集ページが設けられていたんです。
思い切って募集をかけたら、一人だけ応募してきてくれた子がいました。
Aちゃんという市外に住む女の子でした。歳も近く、趣味も合う私たちは、とても仲良しのペンフレンドになりました。

好きな漫画やアイドルの話…学校のこと…家族のこと…恋愛相談…
便箋を何枚も使うほど、色んな話をしました。
でも、主に話をしていたのは私の方です。Aちゃんは私の振った話題に返事をしてくれることの方が多く、自分のことはあまり多く語りませんでした。

「いつも私ばかりが話しちゃってるね。Aちゃんのことも教えて!Aちゃんはどんなドラマが好き?今やってる月9、私は毎週見てるけど、Aちゃんは見てる?」

『私はあなたが楽しそうに色んな話をしてくれるのが好きなんだ。ドラマの話、もっと聞かせて!』

こんな風に彼女は手紙と言う媒体でも、とても聞き上手な女の子でした。
他人から自分の話を聞いてもらえるというのは、大人でも子供でもこの上ない快感です。私はそんな聞き上手なAちゃんが大好きになり、実際に会ってみたくなりました。

しかし、文通相手に会うというのは、関係を壊しかねない行為です。手紙だからこそロマンがある…とでも言うんでしょうか。夢が膨らみますからね。
でも私はAちゃんに会いたくてたまりませんでした。
手紙に、会ってお話ししようと書いたこともありますが、やんわりと断られてしまいました。
会うのが無理なら、せめてどんな子か見てみたい…遠くから顔だけでも……
ついに私は、父が休みの日にAちゃんの家の近くまで連れていってもらうことにしたのです。

住所はいつも送られてくる手紙の封筒に書かれていましたので、それを頼りに車を走らせてもらいました。
市外の住宅地…のはずでした。
おかしなことに、地図で確認してもその住所の場所は見つからないのです。
父は不審がって、交番に駆け込んで聞いてみました。
お巡りさんは大きな近隣の地図を引っ張り出して何度も確認してくれましたが、書かれている住所はどこにもありません。

「この町には存在しない住所だね。合っているのは町の名前くらいだよ」

どういうこと…?じゃあ、Aちゃんの家はどこにあるの…?
私は途端に怖くなりました。存在しない住所から、いつも手紙が送られて来ていた…Aちゃんは本当に存在しているのだろうか…。
帰りの車の中で、父は私に言いました。

「もうその子と文通するのはやめなさい。デタラメの住所を書いて文通するなんて、なんだか変な子じゃないか」

父は私のことをとても心配していたのでしょう。
Aちゃんへの不信感が日に日に募り、私は彼女との文通をやめることにしました。
最後の手紙に、父と一緒に行ったことや私の気持ちも正直に書いて…。返事はいつもより早く届きました。

『私に会いたかったんだね。大丈夫。私はいつもあなたのそばにいるよ』

その文面に、私は安堵より恐怖を感じました。もうこれ以上関わらない方がいい…子供ながらにそう察して、それ以降は手紙を書きませんでした。

それから10年ほど経ち、私は大学進学のために地元を離れ、都会で一人暮らしを始めました。
授業、バイト、サークル、交遊関係…毎日忙しくも楽しい日々を送っていました。
そんなある夜のこと。バイトを終えてアパートに帰ってきた私は、普段は何も入ってない郵便受けに何かが入っているのを見つけました。
それは、とても可愛らしい封筒に入れられた手紙でした。
宇良に書かれていたのは、Aちゃんの住所…

Aちゃんからだ…!

何故今頃になって彼女から手紙なんて…何故彼女は私のアパートの住所を知っているの…?
頭の中に様々な疑問が浮かんで来ました。
部屋に入って恐る恐る手紙を開くと、子供っぽい文字が綴られていました。

『毎日忙しくて大変だね。大学は楽しい?彼氏はできた?またあなたの話いっぱい聞きたいな。よく駅前のカフェに行ってるみたいだけど、おすすめのメニューはある?』

思わず悲鳴をあげそうになりました。
最寄り駅前には私のお気に入りのカフェがあり、よくそこに通っていたのです。
なんでAちゃんが、そんなことを知っているの…?
分からない…Aちゃんが何者なのか…。昔と変わらない文字、可愛い便箋…でも中身は今の私について聞いている。このアンバランスさがかえって怖くなりました。

その後私は引っ越しをし、大学を卒業して就職しました。それでも、時折Aちゃんから手紙が来たのです。私の近況に触れた内容で…どんなに引っ越しても追いかけるように…。
ですが、結婚してからはパッタリ来なくなりました。
結婚して一年ほどで妊娠し、女の子を出産してからは専業主婦になり、毎日育児でバタバタしてAちゃんとことなどすっかり忘れていました。
二人目を妊娠中に、郊外に家を建てて、私はとても充実した日々を送っていました。

そんなある日…届いたのです、あの手紙が。
今時珍しい、可愛らしい封筒に入れられた、Aちゃんからの手紙が……。

『久しぶりだね!おうちを建てたんだね、おめでとう!女の子は元気?下は男の子かな?』

確かに、お腹の中の子は男の子だと医師が言っていました。でもそれは、私と夫しか知らないことのはず…。
手紙の最後には、こう書かれていました。

『大丈夫。私はいつもあなたのそばにいるよ』

私は一生、Aちゃんから逃れられないのかもしれません…。

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