【漫画】着色料は虫から出来ていた!?【マンガでわかる】

【怖い話】向かいのマンション

短編の怖い話



友人が転勤で引っ越したのでせっかくなので書いてみる
俺らには盆休みに友人A宅に集まって宅飲みして花火を見て泊まるという恒例行事があった
Aのアパートは10階建ての8階でそのベランダから花火大会の花火がよく見える絶好のスポットだった
なので高校の時の友人達でその花火大会の日は集まろうという話になったのである
その年も集まろうという事で家主のA、体育会系のB、唯一地元を離れてたまに参加できないC、俺の4人で集まった
18時ぐらいから買い出しして飲みながら花火開始の時間を待ち
開始時間が近づくと各々が好きな酒とつまみを皿に適当に盛ってベランダに出て花火を見ながらさらに飲んだ
花火もフィナーレに近づいて派手さがドンドン増していく時にふいにCが俺の肩を叩いてきた
あと5分ぐらい待ってくれよと思いながら振り向くとCがベランダの外の斜め下を指さしながらニヤついてた
Cの指さす方向を見てみると向かいのマンションの部屋が見えた
カーテンをしてないし俺たちの位置よりちょっと下なので部屋の中が丸見えだった
そこには男と女が向かい合って立っていた
他の2人も気づき4人は興奮しながら少し身を屈めて隠れながら覗いた
祭りの夜だしこれはもしかしたらエロい事が起こるんじゃないか?と期待していた
酒も入っているのでみんな「さっさと押し倒しちゃえよ」「なにやってんだヘタレ野郎」と好き勝手に言っていた
そしてついに男が動いた
しかしそれは俺たちが期待していた内容とは全く違っていた
男が女を思いっきり殴ったのだ
女は吹っ飛び気絶したのが全く動かない

俺たちはみんな唖然として「ええ~…」「やべぇよやべぇよ」言ってた
みんなでドン引きしてるとさらに男は倒れてる女の頭を何度も何度も踏みつけ始めた
俺たちはもうパニックだった
A「ヤベーって!マジで死ぬって!」
C「警察と救急車呼べ!」
Aが携帯で向かいのマンションで女が男に殺されかけてると110通報した
犯行現場の場所を聞かれたのでみんなで部屋の窓を数えて警察に伝えた
「下から6個目でエレベーター側から3個目の窓なんで603号室だと思います!」
向こうのマンションに入ったことはなかったが位置口の向きはAのアパートと同じ側にあるから
たぶんエレベーターのある位置も大体同じだろうという推理だった
通報し終わった途端Bが「俺行ってくる!」って飛び出そうとしたのをAと俺で必死に止めたが聞かないので
・男が逃走しないかマンションの外で見張るだけ
・警察に任せて絶対に接触しない
・相手が車やバイクの時はナンバーを覚えるだけで止めようとしない
この3つだけは絶対守れと約束させてBを行かせた
Bの騒動でやれやれと思っていたらベランダで監視を続けていたCが「あ!消えた!」と叫んだ
見てみると部屋の電気が消されて真っ暗になりなにも見えなくなってしまった
これは男が逃走するのではないかと慌ててBに電話すると今1階に降りたところだと言う
俺「今部屋の電気が消えたからもしかしたら今から犯人が逃げるかもしれないから気を付けろ」
するとBが予想外の事を言い出した
B「入ってエレベーター確認するわ!大丈夫、6階まで行ってその後1階まで降りてくるまで早くても1分以上かかるだろ?それだけあれば余裕で脱出できる」
確かにBの言う理屈は分かる
B「お前らは階段の方を監視してくれ!このまま通話しとくからもし階段から人が降り始めたら教えてくれ!逃げるから」
向かいのマンションはエレベーターがあるであろう場所とは逆側に階段があるが人が降りればすぐにわかる
一応胸ぐらいまである結構高い壁があって犯人が用心してしゃがみながら降りれば見えないが
3階、2階の辺りになると8階から見ればほとんど上から覗いてるようなものでとても気づかれずに降りれそうもない

階段の見張りを了承したところでBもエレベーター前に着いたようだ
B「今エレベーターは3階に止まってるからまだ逃げてないようだ」
みんなでジッと階段を監視してるとパトカーが3台サイレンを鳴らしながら到着した
なんて早さだ
花火大会の警戒態勢と会場の近さのおかげか5分ぐらいで警察が来てくれて俺たちはホッとした
逃げてる様子もないし後は警察が踏み込んで現行犯で一件落着である
ピンポーン
オートロックのエントランスのチャイムが鳴った
警察が来たしBが戻ってきたのだろうと出てみたら警察だった
警官「通報した人たちですか?」
警官を部屋に招き入れたらBも一緒に帰ってきた
警官が犯行の様子とかを詳しく教えてくれと言うのでみんなで最初から全部説明して
エレベーターも階段も監視してたからたぶんまだ部屋にいると思うという事も伝えた
なるほどなるほどとメモを取っていた警官に無線が入ったようだ
警官「はい・・・はい・・・え?・・・はい、わかりました了解です」
警官の顔があきらかに不機嫌なものになっている
どうかしたんですか?と聞いてみると
警官「あのねー応答がないから今管理人の人と入ったらしいけど怪我人どころか誰もいなかったらしいよ!」
予想外に返答にみんなが「え?え?」と理解が追い付いていなかった
みんなでベランダに出て向かいのマンションを見る
部屋に電気がついて警官の姿が見えた
下から6個目、エレベーター側から3個目、絶対にあの部屋だ
全員で何度も数えなおしたがあの部屋で間違い事を警官に伝えた
「エレベーターも階段も使ってないのにあの部屋にいないってことは犯人は同じ階の人間ですよ!」とか警官に言ったが
警官は無線で何度かやり取りしてたが明らかに酔っぱらった奴らのいたずらという空気になっていた
「みんなお酒はほどほどにしないとだめだよ」とか嫌味を言われてしばらくしたら警察は撤収してしまった

みんな納得いかない顔でしばらく文句を言っていたがAの家で寝た
次の日一応迷惑かけてしまったから向こうの管理人に謝罪に行ったほうがいいんじゃないか?って事になって10時ぐらいに管理人室に向かった
管理人はちょっと文句を言ってきたけどそこまで怒ってなかったようで一安心した
管理人「確かにあの部屋には男の人が住んでるけどね。契約の時の連絡先に電話したらお盆だから実家の宮崎に帰省中だったよ。合鍵を持ってる知人もいないらしい」
どうやら本当に昨日のあの部屋は無人だったらしい
だとしたら俺たちが見たあの事件はなんだったんだ?
酒のせいで幻覚を見てた?でも4人全員が全く同じものを見てるなんておかしい
その年以降も毎年盆休みの花火大会で集まるたびにあの部屋を見るけど毎年帰省する人なのか電気がついていたことはない
Aが引っ越してしまったから来年からこの恒例行事がどうなるのかまだ決まってないけどあの部屋を覗くのは今年が最後になるだろう
そんな狐につままれたような不思議な体験談です

ちょっと怖いなぁ(~_~;)そんな時は気分転換にどうぞ(´ω`*)

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