【漫画】着色料は虫から出来ていた!?【マンガでわかる】

【怖い話】裏サイトの怖い話

短編の怖い話



手っ取り早く、金が手に入る仕事が見つかった。
俺の心は躍った。

ネット・ビジネスなのだが、月収は150万から300万はくだらないらしい。こんな美味しい商売があるのだろうか、思わず、俺はそのビジネスに手を染めたくなった。
たとえ、それが非合法だったとしても構わない。要するに警察に捕まらなければいいわけだ。だったら、今のくだらない派遣のバイトなんかを続けているよりも、その仕事をやった方がいいに決まっている。

そういうワケで、俺は所謂、『裏サイト』『闇サイト』と呼ばれているサイトの求人募集の面接を受ける事にした。海外では『ダーク・ウェブ』と呼ばれていて、武器や薬物などが売られているらしい。

面接の内容はまず、メールのやり取りだった。
どうやら、面接内容は簡単な心理テストだった。

おそらくその心理テストの中には、外側に情報を漏らさないパーソナリティーであるかどうかも含まれている。結果、俺は面接に合格した。
 
ネット・ビジネスといっても、様々だが、まるでメル友や、ネットでの通話友募集のようなノリで、様々な人間が、依頼を出していた。

その中で眼に止まったものは、ある日時、ある場所にて、あるものを受け取って、別の場所へと運んで欲しいという内容だった。つまり、運び屋の仕事だ。
俺はすぐに、その依頼に応じる旨を依頼者に伝えた。
約一時間後、依頼者からOKサインが出た。
俺は、指定された日時まで、派遣のバイトが終わった後は、自宅で待機する事にした。

この仕事は、50万もするらしい。
ちょうど、俺の住んでいる場所に近かった。

俺の住所に“ブツ”を送り届ければいいのだが、それだと警察に足が付く可能性があるし、何より、俺が依頼人から脅迫される危険性の回避だろう。なので、この『闇サイト』においては、依頼人に住所を教えたり、聞いたりするのは原則禁止されていた。

代わりに、近くの郵便局やコンビニなどに預かって貰う事は可能みたいだった。
 
俺が今回、指定された場所は、ある住宅街のアパートの×××号室の郵便ポストの中に入っている品物を取り出して、そこから四駅程離れた、×××という家の郵便ポストにブツを投げ込む事だった。
俺の自宅から丁度、5.6キロ程、離れた場所だ。

おそらく、非合法の薬物か何かなのだろう。
かなりヤバイし、裏にヤクザが関わっているのも明白だ。
だが、それでも、せいぜい三時間程度、散歩するような感覚で、あるものを送り届けるだけで50万の収入は手堅い。日常も退屈していたし、少々の刺激も欲しかった。

当日、俺はそのアパートに付いた。
そして指定された郵便ポストの中を覗く。

すると、紙キレが入っていた。
紙キレには、例の裏サイトのHPのトップ画像を印刷したものと「予定が変わった。アパートの倉庫に例の品物は置いてある。青いガムテープでグルグル巻きにされているので、それを持って目的地に配達して欲しい。決して箱の中身は見ぬように」という文字が書かれていた。

俺はそのアパートの倉庫へと向かう。

すると、確かに濃い青色のガムテープでグルグル巻きにされた箱が置かれていた。
少し大き目の箱だ。
持ってみると、少し重い。
手で持つのは、面倒臭い。
俺は途中、近くのコンビニに寄ると、ジュースと菓子を買って、一番、大きいビニール袋に入れて貰った。ビニール袋に入れると、箱は持ちやすくなった。

今から、それを電車に乗って、配達地へと送り届けるだけで、俺の口座には50万円が手に入るのだ。金が入ったら、風俗にでも行って、豪遊しようと思った。

俺が目的の場所へと向かう途中、箱の中がガタガタ、と音を立てていた。
何故、こんなにも、音が鳴るのか分からないが、もしかすると何らかの小動物の類が入っているのかもしれない。……悪趣味だなあ、と俺は思ったが、次には箱の中から泣き声がしてきた。赤ん坊の泣き声だ。

悪い事に、電車の中だった。
他の乗客達が、俺を不審な眼で見ていた。

俺は最初の駅で降りて、駅の多目的トイレの個室へと入った。
そこで箱の中身を確かめる為に、ガムテープを解き始める。

すると、中からは、小さな赤ん坊と、生きたサソリが飛び出してきた。
俺は完全に動転していた。

何とかして、箱の中にサソリを戻して、再びテープでグルグル巻きにする。
俺は乗客を気にしながらも、何とか、目的の場所まで電車で向かった。

そして、目的の場所まで送り届ける。
俺の眼からは、豪邸といって良い場所だった。
おそらく、年収何千万の金持ちなのだろう。

郵便ポストに入らない大きさなので、俺はチャイムを鳴らす。
すると、中からは、ガリガリにやせ細った女が出てきた。首筋には注射器を打ったような痕が残っている。おそらく、違法薬物だろう……。
俺は礼を言い、その箱を女の人に渡すと、女はいきなり笑い始めた。
そして、ふいに俺に聞いた。

「ねえ。箱、開けなかった?」

俺は必死で首を縦に振る。

「なら、良かった」

その女はくすくす、くすくす、と、笑っていた。
俺は確かに渡しましたからね、と言って、すぐにその家を離れた。
背後では、女が、がらがらぁ、がらがらぁ、と、渡された箱を揺すっていた。

翌日、俺の口座に50万円が入金されていた。

あれが何だったのか。
考えたくもない。

だが、口座の大金を見て、俺はしばらくこの仕事をやめられそうになかった。

ただ、気になるのは。
あの仕事が終わってから、何者かが俺を尾行していたり、俺の住んでいるアパートの周りを徘徊して、俺の様子を窺っているという事だった。

あの依頼者が俺が箱を開けた事に怒っているのか。それとも、私服警察官が俺を嗅ぎ回っているのか。あるいは……俺がこの黒いビジネスを行う上で、裏切らないのか、サイトの管理人サイドの人物が、俺を監視しているのかもしれない。

俺は底の無い沼にのめり込むように、次の依頼を請け負う事にした。

次は風俗街。
あるパチンコ店のトイレの中に置いてある凶器を、他の人間に見つかる前に、回収してくる事。成功報酬で30万。死体があった場合でも、見て見ぬフリをするように。

俺はこの仕事を止められそうになかった……。

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