【怖い話】赤い部屋の謎

短編の怖い話



都市伝説好きの高校生5人、タクヤ、アキコ、ショウ、ミサキ、ケイタは、夏休みの冒険として、都市伝説の舞台とされる廃校を訪れることになった。特に目的としていたのは「赤い部屋」という、行方不明者が出たとされる部屋だった。

廃校は年月の風化により、どこか歪んで見えるようになっていた。5人は無事に校内へ入り、その中で赤い部屋を探し始めた。

ミサキが「ここだ!」と叫び、他のメンバーを引き寄せた。その前には鮮やかな赤い扉が立ちはだかっていた。扉を開けると、壁、天井、床、全てが真っ赤に染まった部屋が現れた。奥には赤い机が一つだけ置かれていた。

部屋の中央には、真っ赤なペンキの液だまりがあり、まるで血の海のようだった。アキコは手を伸ばし、液だまりを触ろうとしたが、その瞬間、部屋の扉が勢いよく閉じられた。驚いた5人は扉を開けようとしたが、扉はびくともしなかった。

ショウが机の上のノートを開くと、赤い文字で「部屋を出るには、液だまりの謎を解かなければならない」と書かれていた。5人はノートの指示に従い、液だまりの中から何か手がかりを探し始めた。

ケイタが液だまりの中に手を入れると、何か固いものに手を触れた。それは、赤いペンキに塗られた小さなキーだった。キーには「解放」という文字が刻まれていた。

部屋には鍵を差し込む場所が見当たらない。しかし、アキコが気付いた。彼女の目の前にある扉のノブに小さな穴が開いていることに。5人は鍵を穴に差し込み、扉を開けることに成功した。

部屋の外に出ると、5人の前には以前とは異なる風景が広がっていた。廃校の代わりに、新しい学校が立っていた。

5人は何が起こったのかを理解しようとしたが、答えは見つからなかった。ただ、彼らはこの赤い部屋の都市伝説が、ただの噂話ではないことを痛感した。



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