【怖い話】失われた思い出

短編の怖い話



大輔はとても気になることがあった。それは、彼の幼い頃の記憶が一切ないことだ。家族の写真やアルバムを見ても、彼の子供の頃のことは一切思い出せなかった。

彼の両親は、彼が幼い頃に大きなトラウマを持っており、そのために彼の記憶が消えてしまったのだと語っていた。しかし、何がそのトラウマの原因だったのか、彼の両親も詳しく話してくれなかった。

気になった大輔は、自分の過去を探るために、家の古い物置を調べることにした。そこで彼は、古びた日記帳を見つけた。それは、彼が小さい頃に書いたもののようだった。

日記には、彼が毎日の出来事や感じたことを丁寧に書き留めていた。しかし、日記の最後のページには、大輔の書いた文字が乱れ、血の跡が付着していた。

その日の記録には、「今日、お隣のおじさんに家に招かれた。おじさんの家の中には、奇妙な部屋があった。そこには…」という文字が途切れていた。

この記録を読んだ大輔は、隣の家に行ってみることにした。そこにはもう誰も住んでいないようだった。彼は古びた家の中を探索し、地下室に辿り着いた。

地下室の中には、人の骨が無造作に置かれていた。その中に、幼い頃の彼の友人だった少女の名前が書かれたネックレスを発見した。

大輔は、自分が子供の頃に何が起こったのかを思い出した。お隣のおじさんは、近所の子供たちを誘拐し、彼の家で殺していた。そして、大輔もその次のターゲットだったのだ。

彼はその事実に気づき、地下室から逃げ出し、その場を離れた。しかし、その夜、彼の家の窓には、お隣のおじさんの幽霊が立っていた。



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